【読書記録】ワンパンマン(ONE・村田雄介)。どんな怪人も一撃で倒してしまう
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ワンパンマン(ONE・村田雄介)を読んで。
最強の男、現る。
ライバルがいるから楽しいのかもしれない(1巻)
強くなりすぎても悩みってのはあるみたいですね。
ライバルがいて、一緒に切磋琢磨しあえるから楽しい。同じレベルの人を見つけるのが、人生を楽しく生きるコツなんだと思う。
継続こそすべて(2巻)
続けることが人生である!
今日一日を精一杯生きること。それを毎日繰り返す。
7日繰り返せば、一週間精一杯生きたということ。365日くり返せば、一年間精一杯生きたということ。
最初は辛い。
だけど、やり続けたほうが後々楽になります。
一年間精一杯生きれば、精一杯生きることに慣れてくるから。
ダラダラ生きる自分を受け入れなくなってくるから。
一日も休まずに精一杯生きること。
【関連記事】継続は難しい!継続できないのは、あなたに覚悟がないから
人は変われる(2巻)
勇気さえあれば、人間は自ら変われる。
だけど多くの人は、その勇気がない。
勇気が必要なのは、最初の一歩のときだけ。
あとは自然と前に進める。
前に進むには、リスクを負わないといけない(2巻)
危険に立ち向かってこそ、前に進める!
昨日の自分よりも成長すればいい(3巻)
毎日の積み重ねが大切。
昨日の自分よりも今日の自分が少しでも成長したと思えるように生きる。
今日の自分よりも明日の自分が少しでも成長していると希望をもって生きる。
誰も私の限界を知っているものはいない。
私自身も含めて。
限界なんて知らなくていい。
毎日積み重ね、毎日成長すればいい。
適当にやることで力が発揮される(4巻)
災害レベル「竜」の巨大隕石落下。
後先考えずに今できる力を発揮すればいいと諭すバングの言葉。
追い込まれると、人は冷静な判断ができなくなってしまう。
追い込まれた時に、その人の本性が見える。
どんな時でも「適当」を心がけると精神的にも楽になれるし、何より自分の力を発揮できるというもの。
やりたいように生きる(4巻)
やりたいことをやるのが人生だと思っている。
親や兄弟、親戚からの期待があったりすると思うけど、自分がやりたいことしか人は頑張れない。
やりたいことがあるのにやらずに、周りの期待や他人に言われたことを優先してやっているのは、自分の人生ではなくて、他人の人生。
自分の人生は、自分のやりたいようにやること。
勇気(5巻)
己の力を知ることも強さのうち。
勝てない相手がいることを知ることも強くなるためには必要。だけど、それ以上に大切なものがある。
向かっていく勇気。
悪役が存在するから、ヒーローの存在価値がある(5巻)
強くなければ人は守れない。
ヒーローならば市民を守ってなんぼ。
市民を守れないのならヒーローなんていらない。
そんな心ない言葉でヒーローを侮辱する市民たち。
サイタマが悪役にならなかったら、人として大切なものを失ってしまっていたかもしれない。
ヤバい予言(6巻)
100%当たる予言者シババワ様の大予言。
数々の予言を当ててきたシババワ様でも使ったことがない言葉「ヤバい」。
破壊力抜群ですな。
S級ヒーローがたくさん登場します。
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あらためてサイタマ最強(7巻)
宇宙の支配者ボロスとの戦い。
改めてサイタマ強すぎの回です。
相手の強さを理解すると、本筋から外れていらんことをぺらぺらと話し出してしまう。
常に自分の軸を持っておくこと。
サイタマは肉体的な強さもさながら、ブレない軸を持っている。
現実世界にヒーローはいない!?(7巻)
市民の安全を守ってくれるヒーロー。
現実世界で言えば警察官がその任務を果たしてくれるといいのですが、そういう感じしませんね。
警察は事件が起こってからじゃないと、動いてくれないらしいです。
事件が起こる前に「助けてください」ってお願いしても、「何も起きてないんでしょ」って言われる。
現実世界にヒーローなんていないんだろうな・・・
被害者ぶるのはやめよう(8巻)
ついに明かされたキングの正体。
S級7位の実力は偽りだった。
だったら、嘘を本当にしてしまえばいいのだ。強くなって。
被害者ぶるのはもうよそう。
自分のことは自分で責任を持つこと。
それが強くなるってことなんだ。
ガロウの考え方も正しい?(9巻)
人間怪人ガロウの考え方。
正論を言っているような気もする。
人気者の発言は、いつしか大きくなってマジョリティ側になる可能性が高い。
そうなると、嫌われ者が必然的にマイノリティ側になっちゃうよね。
でも、たとえマイノリティ側だとわかったとしても、自分の考えを貫き、声を出すことが必要な場面ってたくさんあるんだと思う。
結果的に悲劇に見えるかもしれないが、声を出すことを諦めない人はきっとカッコいい人なんだ。
自分を信じること(9巻)
仲間を従え、地位や名誉を手にしたところで本当の強さは手に入らない。
本当に強い人というのは、自分の力を信じ切れる人だ。
自分のことを、自分だけでも信じ切れている人は、目の前にどんなに大きな壁が立ちはだかっても乗り越えられる。
仲間(10巻)
時には息抜きしたくなる時もあるだろう。
常に気を張っていては本当の力を発揮できない。
だからこそ仲間がいるんだ。
一匹狼の人間にはそのことが理解できない。
仲間がいるからこそ、一人じゃないからこそ、いついかなる時も悪の出現に備えておくことができる。
気合があっても無理なものは無理(10巻)
気合があってもどうにもならん時もあるよ。
気合だけで乗り越えようとしても、乗り越えることができない限界というものは存在する。
技術を身につけ、休息の重要さを知ることが、限界を超える力を与えてくれる。
気合だけでは、いつか必ずスタミナ切れを起こす。
弱い奴を強い奴から守る(14巻)
バクザンがクラス「竜」の怪人になった。
自分よりも弱い奴に対してだけ強い奴はいる。
ヒーローは、弱い奴を強い奴から守る。
光(14巻)
一度どん底を経験した人は強いとはよく言いますよね。
実際その通りで、どん底から這い上がるときに見える光だけを追うようになるから。
その光は、暗闇を経験しないと見えない。
絶望から脱出するための希望の光。
どんなに小さくても、どんなに細くても、人はその光だけを求めると成功できる。
下りたら負け(16巻)
人生には、上に上がる気力が必要になる時が来る。
目の前に立ちはだかる壁もすべては、自分の理想を叶えるための階段でしかない。
上がり続けるしかない。
少しづつ駆け上がることが重要。
下りなければいいだけ。
自分の弱さを知る(16巻)
自分の弱さを知った時、人は絶望するもの。
人に優しくされたときに、自分の弱さを知る。
弱さを知った後にどうするかが人生においては大切。
自分の弱さを受け入れることができずに、何も学ぼうとせず、生きていくのか。
自分の弱さを受け入れて、強くなるために学ぼうとするのか。
後者が人生を楽しく生きていくために必要な考え方。
強くなるためには、どうすればいいのかというと、真っ向勝負を挑むこと。
自分のすべてをぶつけること。
最後の最後は、自分で何とかするしかない(18巻)
人生では、自分で何とかするしかない場面が必ず訪れる。
その時、誰かが助けてくれる、って思わないこと。
自分のことを自分で片付けられないような奴は、うだつの上がらない人生を送ることになる。
どんな世界でもそうだと思っている。
自分で思いっきりやりたいことやって、自分で責任をとって、ようやく自分の人生を楽しく生きることができるんだ。
誰かが助けてくれる、そんな他人任せで生きていたら、自分がやりたいことやれないよ。誰も助けには来ねぇ!!
神の創造を超える人間が、いつか現れる(18巻)
生物にはリミッターと呼ばれている機能が備わっていて、リミッターを超えてまで成長することはできなくなっているらしい。本当かどうかは分からない。
だけど、何となくは理解できる。
ウサイン・ボルトよりも速く走る生物はたくさんいるし、人間がどんなに鍛えてもゴリラの腕力は超えられないだろう。
もし人間がゴリラの腕力を超えられることができたとしたら、おそらく理性を失ってしまうってことなんだと思う。
生物それぞれの生存目的が何なのかは理解できていないけど、きっと弱肉強食の世界のバランスが崩れるのかなと思う。
神の設計したリミッターは、完璧に機能しているように見えるけど、人間の脳はリミッターを超えた進化なんじゃないだろうか。
神の設計図から逸脱した存在になってしまっているのではないか。
食物連鎖の頂点に立つように設計したとは思えないんだよなぁ。
地球の環境も破壊するし、他の生物を乱獲するしで、やりたい放題の設計をしたとは思えない。
きっと、神が設計した人間に対する生存目的からは、とっくに超越してしまったのが今の人間なんだと思う。
理性も失うどころか、理性をより強化した進化をしているとも思う。
おそらく人間は、神の想像を超えた存在になった。
そのうち、神の鉄槌が下るのかもしれない。
お金に振り回されない(19巻)
お金が欲しい。
そう思って生きて来た。
仕事をする理由も、生活していくのにお金が必要だから。
お金の力は偉大だ。
そう思って生きて来た。
でも違った。
お金を求めてはいけないんだ。
求めるのは、己の強さ。
自分のやりたいことでしか、自分の強みは発揮されない。
自分のやりたいことをやっていると、自然とお金も集まってくる。
お金を欲しているのは、2流。
ボクは2流・・・
足りないのは地道な努力(21巻)
怪人化のように、簡単に力を手にしようとしてもダメってことですね。
地道な努力が強くなる秘訣。
人生も同じことでしょう。
人生が自分の思い通りにいかない人は多い。
その人たちは、「きっと何か成功するための裏技があるのだ」と言って探そうとする。
でも、そんな裏技のようなものなんてこの世にはないってことを知るべきですね。
簡単に人生思い通りになんていかないんです。足りないのは地道な努力。
努力不足を棚に上げて、ただショートカットをしたいなんて虫が良すぎる。
言うは易く行うは難し(22巻)
着ぐるみを着て、自分を強く見せることはできても、中身は簡単には変わらない。
メンタルを強くすることが重要で、他人の意見に簡単に納得させられて、自分の意見が覆るようではいけない。
しっかりと自分の意見を言える強さが、中身の強さ。
言葉にできないことを行動に起こすことなんてできないことを知ろう。
空は広い。すべてを包み込んでくれる(23巻)
ボクもこのセリフに賛同しますね。
仕事で嫌なことがあって、とぼとぼ歩いていても、ふと空を見上げたら、どうでもよくなっていること。
なんか急に前向きになって胸を張って歩けるようになるんですよね。
で、また落ち込んだりもするんですけど、ずっと落ち込んでいる毎日よりもいい気はしますね。
そういう瞬間って、あなたにもあると思います。
「明日からも仕事頑張るか」となるか「もう仕事辞めるか」となるかは、人それぞれだとは思うけど、なにかしら次のステップへと行ける気がするんですよね。
人は、諦めないから成長できる
人は追い詰められたときに、成長のチャンスがやってくる。
追い詰められて諦める奴と、乗り越える奴の二通りの人間がいる。
もちろん、乗り越えられる奴が成長できて、諦める奴は成長できない。
諦めることは、追い詰められたときに一番やってはいけないことだ。
成長のチャンスが舞い込んできたとき、人は必ず、挑戦しないといけない。
これは、生物としての義務だと思う。
諦めるということは、この先の人生で二度と成長できないということ。
生物で言うと進化を拒否するということ。
挑戦した結果、失敗してもいい。
失敗しても、挑戦した人には、もう一度成長のチャンスがやってくるから。
追い詰められたときに、楽しめるメンタルを持つ必要がある。
現代人のメンタルはどんどん衰えていっている気がします。
衰えている原因もまた、諦める人が多いからだと思う。
メンタルを鍛える方法は、追い詰められたときに挑戦すること。
諦めるとメンタルは衰える。
挑戦すればするほどメンタルは鍛えられる。
失敗しても、次はもっと強くなって挑戦できる。
これが、成長するということ。
負けることはダメなことではない
平等とはいったい何なのか?
正義とはいったい何なのか?
そういったことって深く考えたこと無くないですか。
「平等だから正義」、「不平等だから悪」ってことでもないですよね。
平等っていうのは、全員が同じ場所からスタートすること。
運動会の徒競走で、全員が同じスタート地点からよーいドンすること。
例えば、足の遅い子と速い子が競争する場合。
スタート地点を変えるのは平等ではない。
遅い子が前からスタートすると、速い子には不利になりますよね。
スタート地点を変えた結果、いい勝負ができるかもしれないけど、それは平等ではなくて、足の遅い子と速い子とで優劣をつけてしまっているから不平等になってしまう。
スタート地点を変えることには、反対派のボクです。
平等な勝負だからこそ、負けることに意味があるとも思います。
なんだか言いたいことがわからなくなってきたけど、平等であるということは、基本的には正しいことなんだけど、時と場合によっては、足の遅い子の未来を見捨てることになりかねないよ。ってことを言いたいのです。
自己責任
誰もが感じるであろう感覚。
ミスした時、負けた時、自分の力じゃどうしようもない時。
こういう時って、他人に対して怒りをぶつける人と、自分に対して怒りをぶつける人に分かれると思う。
他人に任せた結果、ミスをしたら人は他人を怒る。
これは、上司と部下の関係の時によくみられると思う。
仕事を任せた部下が失敗したら上司は怒りますよね。
部下目線で見ると、自分に仕事を任せた上司が悪いと思うのか、仕事を任せてもらえたのに失敗した自分が悪いと思うのかは、人それぞれ違う。
きっと、成長できる部下は、自分が悪いと思える側なんじゃないかと思う。
自己責任で生きている人は、成長しながら人生を楽しめるタイプ。
逆に、上司が悪いと思う部下は、他人のせいにしてしまう人。
自分では責任をとらないタイプ。
人にはそれぞれ輝ける場所が存在する
人には、輝ける場所っていうのが一人ひとりあるものだと思っている。
いくらスポーツができるからといって、メッシと大谷翔平をトレードするチームはありえない。サッカー上手くても野球がうまいわけではないし、その逆もしかり。
ボクもフブキファンだったりします
巻を重ねるにつれて、フブキファンがどんどん増えていっている気がする。
最近のフブキは、昔のようなバラエティ要因じゃなくなってきている。
さいごに
どんな怪人も一撃で倒してしまうサイタマ。
強いのに、欲がない。
強すぎて、欲がなくなったともいえる。
だけど、ヒーローとして一日を精一杯生きている。
そういう人の周りに、自然と人が集まってくる。