【読書記録】トラペジウム(高山一実)。アイドルって仕事は、試行錯誤の連続なんだろうな
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トラペジウム(高山一実)を読んで。
アイドルが、アイドルをテーマに小説を書いた。
高山さんのアイドルとしての努力がうかがえる作品(本作品は小説です)。
「好きな仕事」と「結果が出る仕事」は全く違う。
動かなければ、変わらない
動かなければ、状況は変わらない。
変えたいのなら、「今」変わろうとすること。
状況が変わるのを願う。
あなたも経験があるのではないでしょうか。
変わりたいと自分で思ってみても変われない自分がいてモヤモヤしている。
もしくは、変わりたいと思っているのに変わろうとしない自分にイライラしていたりする。
みんな常に「変わりたい」と思っている。
モヤモヤやイライラを解消する方法は1つしかない。
行動すること。
行動せずに状況が変わるなんてことはありえないですよね。
いくら願おうとも行動なしでは何も変わらない。
待っているだけでは何も変わらないことを知る必要がある。
待っていると周りの人の影響を受けて、変わることがあるのは事実。
でも、そういうのは、流されているだけで、結局はモヤモヤ・イライラは完全にはなくなってくれない。
モヤモヤ・イライラの原因は自分の中にあると考える。
そして、その解決方法も自分自身にしか分からないものである。
自ら解決の仕方を考えて、行動を起こす必要がある。
「好き」と「得意」は別
好きな仕事と結果が出る仕事って、全く別物だったりします。
一番良いのは、好きな仕事やって結果もついてくることだけど。
仕事での挫折って、ものすごく引きずりませんか。
仕事が終わって、家に帰ってきても、ずっと引きずり倒して。
家でどんなに頭を悩ませたり、考えたりしても、その時間分のお給料がもらえるわけでもないのに。
みじめで恥ずかしい
どうして、あんなに考え続けてしまうんだろう。
仕事ができない自分に対しての、みじめさみたいなものが押し寄せてきて悲しくなったり、仕事ができないレッテルを貼られてしまった恥ずかしさが、頭の中で延々と映像として残ってしまっているからなんだろうな。
憧れの仕事、好きな仕事に就けている人がどれだけいるのかは分からない。
自分のいる環境の中で必要とされていないことが分かってしまった時の悲しさや恥ずかしさっていうのは、誰もが経験することなんじゃないかな。
逃げることは恥ずかしくない
自分が必要とされていないと分かってしまったら、その環境から出ることも一つの選択肢だと思う。
好きでも何でもない仕事をしている人なんかは沢山いるだろうから。
そういう人は、ちょっと勇気を出せば抜け出せる。
あがきもがいて、その環境の中で生きていくことももちろん選択肢の一つ。
でも、その環境の中で自分が必要じゃないと分かったうえで生きていくのは、かなりの地獄だと思います。
好きな仕事だからとその環境の中に居続けることは、自分を苦しめるだけ。
そう気づくことも大切。
心のゆとりを持つ
今いる環境に全く苦痛じゃないっていう人はほぼゼロなんじゃないかなと思っています。
仕事でツライことがあっても、それを乗り越えるのに必要なものを持っている人は大勢います。プライベートってやつです。
仕事とは別の環境を持つことは、心のゆとりにもなる。
いざというときの原動力にもなるし、逃げ場にもなる。
そういう環境を持つことも今を生きる人には必要なのかもしれない。
さいごに
乃木坂46の高山一実さんが書いた小説。
読み終えて、高山さんもアイドルとして、きっと苦労したんだろうなと感じる。
自分のことではないだろうけど、アイドルって仕事は、試行錯誤の連続なんだろうな。