自分の言葉

「考えさせられる」なんて、使うだけでなんだか「かっこいい感想っぽくなる」言葉だと思いませんか? でも、そういう言葉こそ、いったん忘れてほしい。「クリシェ=ありきたりな表現」は、あなた自身の表現を奪ってしまうから。

自分の言葉を使う訓練、って大切だなと思います。

ありきたりな表現の仕方ばかり使っていると、自分の表現の仕方ができなくなります。

文章力

文章の才能は存在するかもしれないけど、それよりも工夫する努力をするほうが、文章の完成度が高くなる要素の比重は絶対に大きいのです。

文章力をあげたいのなら、頭を使って書きまくれ!
才能よりも経験値がモノをいう作業なんですね。

文章力をあげたいのならば、たくさん文章を書くことだと聞いたことがあります。

才能ではなくて、経験値がモノをいう作業だということでしょう。

ただ、やみくもに量をこなせばいいというわけでもなさそうです。

文章を書く過程で、あーだこーだと工夫することが重要。

言葉遣いや改行の仕方など、工夫する努力がないと、文章をいくら書いても、上達はしないのだと思います。

あなたにしかできない発明がある

誰かにけなされても、自分が変わっても、推しが変わってしまっても。自分の「好き」についての揺るぎない言語化があれば、自分の「好き」を信頼できるはずです。 自分の「好き」を信頼できることは、自分の価値観を信頼することにつながります。だって、好きなもので自分はできあがっているのだから。

自分の好きなものを言葉にして残しておくことって、ものすごい大切なことなのかもしれませんね。

できれば、文字にして残しておくことが一番いいのかもしれない。

人間がここまで進化できたのは、間違いなく文字を発明したから。

何十年も何百年も何千年も、文字にしていれば残せるのだから。

あなたが好きなものを言葉にして文字として残していれば、それがあなたの人生を語ってくれる。

その文章の中には、あなたの好きなものが書かれているはずだから。

あなたの好きなものを、あなたの言葉で文字にして残すことは、あなたにしかできない発明。

伝えるのが上手な人は、一点突破

言語化とは、いかに細分化できるかどうかなのです。

著者は、「感想のオリジナリティは細かさに宿る」とも書いています。

同じものを見ても、人それぞれ感想は違うはず。

「最高だった」とか「最悪だった」とか、一言で終わらせるのは、もったいないです。

「どこが」最高だったのか、っていうのを言語化できれば、それがあなたのオリジナルの感想になる。

「どこが」の部分は人それぞれだったり、感じ方も人によって変わってくるから。

さいごに

絶対に書き終えるという意志を持つ

文章を書く上で一番の障害は、途中での挫折。
100点の文章を書こうとするよりも、書き終えることの方が大切。

途中で挫折してしまう人が多い理由は、最初から完璧な文章を書こうとしているからです。

最初から最後まで、箇条書きでもいいから書き終えることにしたらいい。
その後で、肉付けしながら文章にしていくと書き終わらせられる。

途中で書くのをやめない。書き終えることが重要。