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【読書記録】推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない~自分の言葉でつくるオタク文章術~(三宅香帆)。あなたの言葉で伝える
推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない~自分の言葉でつくるオタク文章術~(三宅香帆)を読んで。
「やばい」の三文字が最強過ぎる。
良いも悪いも、「やばい」で表現できてしまう。
何がやばいのかを具体的に言葉にすることが大切なんだ。
自分の言葉
「考えさせられる」なんて、使うだけでなんだか「かっこいい感想っぽくなる」言葉だと思いませんか? でも、そういう言葉こそ、いったん忘れてほしい。「クリシェ=ありきたりな表現」は、あなた自身の表現を奪ってしまうから。
自分の言葉を使う訓練、って大切だなと思います。
ありきたりな表現の仕方ばかり使っていると、自分の表現の仕方ができなくなります。
文章力
文章の才能は存在するかもしれないけど、それよりも工夫する努力をするほうが、文章の完成度が高くなる要素の比重は絶対に大きいのです。
文章力をあげたいのなら、頭を使って書きまくれ!
才能よりも経験値がモノをいう作業なんですね。
文章力をあげたいのならば、たくさん文章を書くことだと聞いたことがあります。
才能ではなくて、経験値がモノをいう作業だということでしょう。
ただ、やみくもに量をこなせばいいというわけでもなさそうです。
文章を書く過程で、あーだこーだと工夫することが重要。
言葉遣いや改行の仕方など、工夫する努力がないと、文章をいくら書いても、上達はしないのだと思います。
あなたにしかできない発明がある
誰かにけなされても、自分が変わっても、推しが変わってしまっても。自分の「好き」についての揺るぎない言語化があれば、自分の「好き」を信頼できるはずです。 自分の「好き」を信頼できることは、自分の価値観を信頼することにつながります。だって、好きなもので自分はできあがっているのだから。
自分の好きなものを言葉にして残しておくことって、ものすごい大切なことなのかもしれませんね。
できれば、文字にして残しておくことが一番いいのかもしれない。
人間がここまで進化できたのは、間違いなく文字を発明したから。
何十年も何百年も何千年も、文字にしていれば残せるのだから。
あなたが好きなものを言葉にして文字として残していれば、それがあなたの人生を語ってくれる。
その文章の中には、あなたの好きなものが書かれているはずだから。
あなたの好きなものを、あなたの言葉で文字にして残すことは、あなたにしかできない発明。
伝えるのが上手な人は、一点突破
言語化とは、いかに細分化できるかどうかなのです。
著者は、「感想のオリジナリティは細かさに宿る」とも書いています。
同じものを見ても、人それぞれ感想は違うはず。
「最高だった」とか「最悪だった」とか、一言で終わらせるのは、もったいないです。
「どこが」最高だったのか、っていうのを言語化できれば、それがあなたのオリジナルの感想になる。
「どこが」の部分は人それぞれだったり、感じ方も人によって変わってくるから。
さいごに
絶対に書き終えるという意志を持つ
文章を書く上で一番の障害は、途中での挫折。
100点の文章を書こうとするよりも、書き終えることの方が大切。
途中で挫折してしまう人が多い理由は、最初から完璧な文章を書こうとしているからです。
最初から最後まで、箇条書きでもいいから書き終えることにしたらいい。
その後で、肉付けしながら文章にしていくと書き終わらせられる。
途中で書くのをやめない。書き終えることが重要。