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【読書記録】すべて真夜中の恋人たち(川上未映子)。「人間関係」と「人生」について考えさせられる
すべて真夜中の恋人たち(川上未映子)を読んで。
あなたは、どういう人生を生きていきたいですか?
もしくは、どういう人生を生きてきましたか?
未来に期待するのも、過去を後悔するのも、すべてはあなたが選択したこと。なのかもしれないなと思う今日この頃。
嫌われる勇気も必要
だれだって、他人に嫌われたくないですよね。
逆に好かれたい願望が強い。
だけど、嫌われたくないから他人になんでも合わせちゃうのはどうかな、と思う。
好きになるのも嫌いになるのも、相手次第なんじゃないでしょうか。
どんなに頑張っても、好きになった人が振り向いてくれるわけではないように・・・
「人に嫌われるのが怖い」という感情は、誰にでも一度は経験したことがあるかもしれません。
しかし、その感情があまりに強くなってしまうと、自分を抑圧し、自分で自分を拘束することになるかもしれません。
人気者になりたいと思う気持ちが強い
「人に嫌われるのが怖い」と感じる理由の1つは、人気者になりたいと思う気持ちが強いからかもしれません。
人気者になりたいと思う気持ちは、自分の気持ちを偽り、本当の姿を隠すことにつながることがあります。
ですが、人気者は、自分の気持ちを偽ったりはしません。本当の姿を隠したりもしません。
自分の本当の姿を受け入れることで、輝きを放ち、人々の心を打つことができます。
自分らしさを大切にする
自分の本当の気持ちを理解すること、本当の姿を見つけることが重要です。
そのためには、自分自身に正直であることが必要になります。
正直でいることは損をすることでもあります。
「正直者が馬鹿を見る」という言葉があるくらいですからね。
ですが、「自分らしさ」は、損をしてでも知っておく必要があると思います。
自分の強みや弱み、望み、長所に短所、すべて大切なことです。
自分を変えようとするのは危険な行為
人に嫌われることが怖いために、自分を変えようとすることはよくあることです。
しかし、自分を変えようとすることは、自分を否定することにつながり、自分らしさを見失うことにつながることがあります。
変わることが必要な場合もありますが、その場合でも、自分の気持ちを否定せずに、自分自身の強みや長所を活かしながら、改善することが大切です。
みんな嫌われたくないと思っているし、嫌われないように頑張っている。
でも、無理に好かれる必要はないけど、好かれるように頑張ったほうがいいと思う。
頑張る方向を変えれば結果は変わる。
嫌われないことと好かれることは違う。
自分の考えや気持ちを偽って、相手に合わせていれば嫌われないでしょう。
でも、好かれているわけでもないと思う。
都合がいい人、と思われていそうじゃないですか。
好かれる人は、自分を偽らない、自分に正直で馬鹿を見るような人間。
嫌われないように頑張るか、好かれるように頑張るか。
必要なのは勇気だけですよ!
嫌われても構わないと思う
自分が何を大切にしているのか、人生において重要なことは何かを理解することで、嫌われることを恐れる必要がないことに気づける。
「自分はどのように生きたいのか」
それに従うことが大切です。
他人の意見や評価にとらわれることなく、自分自身が納得する行動をとる。
自分に対してやさしく、励まし、愛することで、嫌われても構わないという自信を持つことができます。
信用と信頼は違う
信用は、相手が自分のことをどう思っていようと、自分が相手を信用していれば成立するもの。
信頼は、お互いが頼りにしているから成立するもの。
ビジネスだけなら、信用でも成り立つ。
だけど、深い人間関係を築きたいのなら、信頼関係を構築しないといけない。
相手がいるから信頼できる、と考えよう。
人間関係を築くのって、ものすごく面倒くさいことですよね。
他人のために生きていく必要はないだろうけど、他人との関係は切れません。
みんなどこかで、他人を必要としている部分はあるだろうから。
自己決定権を他人に握らせるな!
大切なことは、自分で決められること。
占いとか、親が言うからとか、そんなものは言い訳の材料にしかならない。
進むべき道は、自分で決めること。
人生は、選択の連続。
選択は、自分の意思で決めないといけません。
他人に自分の人生を決めさせてはいませんか?
さいごに
「人間関係」と「人生」について考えさせられる小説。
今の自分がいるのって、自分がそう選択してきたからだということ。
自分の選択を後悔しないために、選んだ道で全力を出して、その道を正解にすることが努力と呼ぶのかもしれない。
他人の選んでもらった道をのらりくらりと生きていくのは、楽かもしれない。
だけど、自分で決めた道を生きていく方が、笑いは多いのだと思う。
人に嫌われることが怖いと感じる場合、自分自身を受け入れる勇気を持つことが大切です。
自分自身を受け入れることで、輝きを放ち、本当の姿であり続けることができます。
人気者になりたいと思う気持ちが強い場合や、嫌われることが怖いからといって自分を変えようとすることは、自分らしさを見失うことにつながるため、注意が必要です。
自分自身を受け入れ、自分を信じることが、人に嫌われることへの恐怖を克服するための第一歩。
この世界は、自分らしさ全開で楽しんだもん勝ちなんです。