お金の稼ぎ方は、価値を提供すること

お金持ちに「なる」んは、みんなをめっちゃ喜ばせたいて思てるやつやねん。でも、お金持ちに「なりたい」やつは、やれ車が欲しいやの、うまいもんが食いたいやの、自分を喜ばせることばっかり考えとるやろ。

引用『夢をかなえるゾウ』水野敬也

お金を稼ぐということは、他人を喜ばせるということです。
他人を喜ばせて、対価としてお金を受け取ります。

喜ばせるという言葉だけではわかりにくいと思うので、もう少し具体的に言うと、人に価値を提供する、人の役に立つ、ということです。

「お金持ちになる」には、人に価値があるものを提供できる人になる必要があります。

しかし、「お金持ちになりたい」と思っている人は、人に価値を提供することを考える前に、お金持ちになった時の自分の姿を想像して、「こういう生活送りたいなぁ」と願望が先に出てきちゃんですよね。

自分を喜ばせても、お金を稼ぐことはできません。むしろ、お金が出ていくだけです。

価値があるからお金を払う

人がお金を払う時ってどういった時でしょう。思い出してみてください。
物を買うときやサービスを受けるときにお金を支払いますよね。

モノやサービスに価値を感じるから人はお金を支払います。
つまり、価値を感じられるモノやサービスを売ると、お金を稼ぐことができるんです。

お金は、天下の回りものと言われるように、他人から自分に回ってきて、自分から他人へと回っていくものですよね。

お金が回るときには必ず、人の役に立ったり、人を喜ばせたり、といった価値の提供が行われています。価値の提供ができないとお金は回らないようになっているのです。

自分のところにお金を回してもらうには、自分から他人へと価値を提供できないといけません。価値を提供できる人がお金持ちになり、価値を提供できない人はお金を稼ぐことはできないのですから。

「価値があるもの」を生み出す方法

人がやりたがらんことをやるからこそ、一番喜ばれるんや。一番人に頼みたいことやから、そこに価値が生まれるんや。

引用『夢をかなえるゾウ』水野敬也

人がやりたがらないことを率先してやる人になれると、価値を人に提供できます。

たとえば、パソコンでの事務作業が苦手な人に、「私が、パソコンで事務作業しますよ」と言えば、そこに価値が生まれそうですよね。

苦手な事務作業をできる人にやってもらう。そこに「価値がある」から、お金を支払う。
得意な事務作業を請け負う。それは「価値を提供する」ということだから、お金をもらう。

ものすごくシンプルなことだけど、これが真実だったりします。

  • 価値があるからお金を払う。
  • 価値を提供するからお金をもらう。

さいごに

価値を提供すればいいのは分かった。ただ、「自分にいったい何が提供できるのか」と考えてしまう人が非常に多いように思います。

自分が簡単にできることでも、めんどくさい、やりたくない、って思っている人はたくさんいます。
人がやりたがらないことで、自分は苦じゃなくて簡単にできることがあると、それがあなたの売りになるんです。

あなたの売りが、他人にとっては「価値あるもの」になります。自分の売りを理解することがお金を稼ぐ第一歩ですよ。