完全な静寂はなくなった

死によってしかもたらされない完全な静寂

もはや、地球上には心休まる静かな空間などないのかもしれない・・・

世界全体がうるさくなっている

朝起きてから夜寝るまで、いっさいの音が耳に入ってこない人なんていないだろうと思う。

現代人には、静かに生きていく権利は与えられていないのかもしれない。

必死にならないと生きていけない世界

常に誰もが、忙しい毎日を送っている。
言い方を変えれば、必死に生きすぎているのかもしれない。

静かな環境で休まる時間もないのに、次から次へと新たな仕事が舞い込んできては、手一杯になっている。

休むことも許されず、仕事に追われているのに、さらに詰め込もうとしている。

休息は死の世界で

肉体的にも精神的にも疲れきってしまっている。
人間が、心の底から休める場所は地球上にはないのかもしれない。

休める場所があるとするのなら、その場所はおそらく死の世界だろう。

未来は一つだけ

未来は常に過去を変えているんです

「未来は変えられる。過去は変えられない」は、間違いだった。

【関連記事】未来は変えられない。だけど、過去は変えられる。

未来と過去。希望と悔恨。

未来に対してはなくてはならない希望も、過去に対しては悔恨となる

過去を悔やむ気持ちが、自分を信じる心を作る。
自分を信じる心が、未来の希望になる。

自分には、「何かができるはずだ」と、自分の未来を信じる必要がある。
あの時、自分には、「何かができたのではないか」と、過去の出来事を悔やむこともある。

人間が成長していくには、どちらも必要

「自分にはできる」と自分を信じて未来に対する希望を持ち、過去に対しては「自分は何かできたのでは。」と悔やむ。

過去の出来事を悔やむ気持ちが、自分を信じる心を作り出す。
自分を信じる心が未来の希望になる。

それが人としての成長なんだろうなと思う。

「今」に集中する

人が成長するタイミングっていうのは、常に「今」。
過去を振り返って悔やむ気持ちを、未来の自分を信じる気持ちに変える。

この「今」という瞬間が、人を成長させる。

さいごに

未来や過去の捉え方を考えさせられた本です。