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【読書記録】傲慢と善良(辻村深月)。自由に生きることは、傲慢ではないよ
傲慢と善良(辻村深月)を読んで。
自分で決める傲慢さ。決められたことに従う善良さ。
傲慢な人間もいれば、善良な人間もいる。そして、傲慢さも善良さも持っている人間もいる。
ゼロヒャクで考えない
三歩進んで二歩下がる、くらいの緩い考え方ができれば人生どれだけ楽か・・・
なぜかこの世界は、「決断」を迫ってくる・・・ゼロかヒャクか・・・
自己採点って意外と高いらしい
「私には、もったいないくらい良い人です」って言っているけど、実は、「私って、もったいないくらい良い人なのよ」って、言ってるってことか。
知識よりも経験値が大切な時もある
本当に大切なことは、教科書には載っていない。
知識をたくさん頭に入れることは重要だけど、いま目の前にいる人を観察することも重要。
一人ひとり接し方は違っているはず。
恋は、もどかしさ
恋の本質は、「もどかしさ」なのかもね。
気持ちが伝わらない「もどかしさ」。気持ちが伝えられない「もどかしさ」。
独占欲ありまくりだけど、表には出さない「もどかしさ」。逆に、独占されたいのにしてこない「もどかしさ」。
自分の人生は、自分で決めるべし
一人ひとりが、自分の世界を持っていると思う。
周りに流されるままに生きていると、いつしか、自分の世界に浸る時間が少なくなり、他人の世界で生きていくことに。
楽しいかもしれないけど、自由がないから息苦しくなる。
理解しようとしても理解できない人はいる
「理解しない」と「理解できない」は違う。
「理解しない」は、傲慢かもしれないけど、「理解できない」は、仕方ないと思うしかない。
さいごに
人間関係って、いまを生きる人間にとっての最大の悩みといってもいい。
スマホの登場で、常につながっている社会ができてしまった。
メリットも多いけど、デメリットも多い。
傲慢なのか善良なのか、どちらかと言えば、世のなか善良な人が多い。
「自由に生きる」と言えば傲慢になるのかもしれないけど、あなたは自由に生きても大丈夫なんです。