習慣化の極意

毎日少しずつやれば必ずいつか終わりにたどり着く。

いきなり一日で終わらせようとしても、2,3日でスタミナ切れを起こして、やめてしまう可能性は高い。

毎日少しでいいから長く続けることが、重要だと教えてくれている。

少しずつ少しずつっていう考えが大切で、今日明日で絶対に終わらせることができないことでも、一気にやれば終わるっていう考えを持っているのが危険。

なぜか人は「できる」と思ってしまう。「できる」と思うよりも「少しずつやっていく」っていう考え方のほうが、より遠くの世界まで行ける。

「正しい努力」と「正しい継続」

「正しい努力」という考えを捨てて、「ただ続ける」ことをまずは意識する。いわば、「正しい継続」だ。

どんなに努力しても、正しい努力と間違った努力があると言われている。
間違った努力でいくら頑張ったところで、いい結果は得られない。

やるからには、続けるからには、「正しい努力」が必要になってくる。
だけど、正しい努力も結局は続ける事が出来なければ無意味です。

正しい努力は、学べば身につけることが可能。
しかし、続けることは、学べば身につくという簡単なものではない。

まずは続けることだけを意識する。意識しておかないと続ける事が出来ないのが人間です。

「正しい努力」は、学べば身につけることができる。
でも、「正しい継続」は、続けることでしか身につかない。
続けることだけをまずは意識しないといけない。

毎日やる!

「毎日やる!」これだけ。

絶対に続く方法は、「毎日やると決めることだ」と著者は言っている。
「この本の読むべきところは、この一行だけ」とまで言っている。

続かない原因は、例外を認めてしまうことなんだと思う。
毎日やれば、やらない日はないということ。

続けるためには、やらない日という例外を除外する。
すると、毎日やるしかなくなる。

人間の意志力なんて弱弱なのだ。
例外をなくしてしまえば、意志力なんて関係なくなる。

毎日やればいいだけ。でも、それが難しい・・・

自分を過大評価しない

毎日続けることを考えたら、10分はちょっと長い。

初心者は、「10分なら毎日できる」と考えがち。

例外を排除して、毎日続ければいいのだけれど、毎日10分間やると決めるのは、少し難しかったりします。

10分って、短いようで長い。
毎日やるとなると、続く確率は激減すると思います。

だから、毎日続けれるくらいまで細かく切り刻む。

10分ではなく1分にしてもいいくらい。
著者は30秒だと言っている。

もうそれくらい細かく設定しないと続かない。

1分やれば、結果10分やることになる。人間は、今やっていることをやり続けるようにできているらしいから。

「疲れたから休む」は、逆効果になることもある

ゆっくり休むより、別のことをすることなんだ。

忙しすぎて、ゆっくり休む時間も取れない現代人は多い。

現代人のほとんどは、時間に追われて、仕事でもプライベートでも、休む時間を確保できないでいる。

無理に休む時間を作ろうとしても逆効果で、休むって決めたら、休むことに全力にならないといけない。

だけど、そんな気持ちの切り替えができる人は少ない。

じゃあ、どうするか。

まったく別のことをする。

忙しい時ほど、無駄なものに全力で取り組む。

気持ちの切り替えをどうするか?
忙しい中、「ゆっくり休もう」と気持ちを切り替えるのは難しかったりする。
「別のこと」に没頭する方が、気持ちを切り替えやすい。

変わりたいなら、変わるまでやり続けること

誰にでもできる大したことないことを、誰もやらないくらいに積み重ねる。

人はやろうとしていることに対して、消極的になるところがある。

他人の目が気になるとか、世間体が気になるといったことです。
だけど、そんなものを気にしていたら、何もできないですよね。

自分の好きなことを、何かやり始めることが大切です。

それは、なんでもいい。
毎日1分本を読むでもいい。

1分を毎日続けていれば、いつかはその本を読み終えることができる。

そして、また新しい本を手にすればいい。
そして、それも毎日1分読む。

いつかはその本も読み終えるときが来る。

たった一つ、なんでもいいから続けてみる。
そこに「正しい」とか「間違っている」とかはない。

やり続けることでのみ人は変われるということ。

2,3日で人は変われない。
変わりたいなら、変わるまでやり続けること。

さいごに

バカみたいなことをおろそかにして、大事なことばかりやっていると、本当につまらない人生になってしまうんじゃないかと思う。

誰だって、楽しい人生を送りたいと考えていますよね。

仕事にしろプライベートにしろ、大切なことを一生懸命にやることは素晴らしいことです。

一生懸命生きて、楽しい人生だったと思えることは、素敵だと思う。

だけど、それだけでは長い人生で、苦しくなることもあるってことを知っておかないといけない。

時にはバカなことをやっておかないと、窮屈になってくるんじゃないかと思う。

バカなことをやっておくことで、大切なものを大切なものだと再認識できる。

楽しい人生を送る上で、自分にとって大切なものと、他人にとっての大切なものは違う。

自分にとっての大切なものに相手を巻き込んでみたり、または逆に他人にとっての大切なものに巻き込まれたりしてみる。

大切なものを大切なものだと認識できるのは、大切ではないものが存在しているから。
大切ではないものをないがしろにしていると、大切なものを見失う。