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【読書記録】僕の心のヤバイやつ(桜井のりお)。大人になっても、自分の気持ちには素直になった方が良い、と考えさせられる作品
僕の心のヤバイやつ(桜井のりお)を読んで。
中学生のラブコメ。おっさんが見ると、ツッコみたくなるところもあるけど、ドキドキするところもあって、楽しめる。
秘密の恋愛願望があるみたい(2巻)
秘密の恋愛なんて誰もが憧れるような展開ですね。
ボクにはなかったですが・・・
付き合っていることを周りに内緒にしておくなんて、大人になってからはないですよね。
学生時代だけの恋愛の仕方なのかもしれません。
大人になって、付き合っていることを秘密にするってなると、不倫になるからなぁ・・・・・・
楽しむことを恐れない(2巻)
楽しいことがあると浮かれてしまいますよね。
でも、自己肯定感が低いと、「自分みたいな人間が、こんなに楽しんでいいのか」なんて考えたりする。
普段、経験しないようなことをすると特に思いますね。
「浮かれたらいいやん!」「傷ついてもいいやん!」
楽しんだ自分を否定することの方が、後悔するのではないだろうか。
楽しんだんだから、思う存分余韻にも浸ればええやん。
結局、学校って楽しかった!(2巻)
懐かしいなぁ。「学校行きたくない」なんて言いながらも、学生時代ってなんだか楽しかったよな。
すれ違い(3巻)
お互い意識すればするほど、すれ違うことが多くなっていきますよね。
言葉で言いあえれば、すれ違うことも少なくなるのだろうけども、恋愛ってそれが難しい。
付き合い始めたらまだマシなんだろうけど、付き合う前の学生の男女のモジモジ具合は、おじさんからしたら、キュンキュンしてまうわ。
「そうじゃないやろ!」ってツッコミたくなるシーンが沢山あってよろしい。
自分の気持ちには素直になろう(3巻)
誰もが経験するようなことですよね。
本当は欲しいのに、手に入らないって分かったら、いらない理由を探す。
別に悪いことじゃないんだけど、自分の気持ちに気づいていながらも、その気持ちを拒否しようとするのは、絶対に後悔する。
モノだったら、大人になってからでも大人買いできる可能性はある。
だけど、恋愛のような人間関係だったら、今しかないと思う。
自分の気持ちには素直になろう!
思い通りになってもならなくても・・・
もっと自分のことを知ってもらえ(4巻)
自分のことを人に話すのが怖い時ってありますよね。
別に秘密にしてるわけでもないし、秘密があるわけでもない。
自分のことを知られるのが怖いけど、自分のことを知ってほしい欲求もある。
人間って、わけわかんないですね。
でも、自分のことを自分以上に知ってくれている人もいたりして、そういう人との出会いは、大切にした方がいい。
自分のことを知られるのが怖いからといって、距離を置いたり拒否したりしたら、もったいないね。
桜井のりお先生の愛情が伝わります(4巻)
作中のセリフではなくて、作者のあとがき。
作者の人の良さと、作品に対する愛情が感じられますね。
自分のやりたいように生きるしかない(5巻)
今日一日をやりたいように生きるだけ。
現代人が幸せに生きるためには、この方法以外に無いと思う。
だけど、現代人だからこそできない。
一日を仕事に費やすだけ。
そんな毎日を送るしかない。
今日幸せじゃない奴が、一年後に幸せになれているわけがないじゃないか。
今日幸せなやつが、明日も幸せに生きられる。
明日幸せなやつが、明後日も幸せに生きられる。
一日が連続して、それが人生になる。
「ボクの人生、幸せだったな」と言って死ぬためには、今日幸せに生きるしかないんじゃないか。
自分のやりたいように欲を出していこうじゃないか。仕事も趣味も恋愛も。
挑戦できる環境を作る(5巻)
失敗することは悪いことではないが、挑戦しないのはいけないことだ。
挑戦することを諦めてしまっては、毎日が楽しくなくなってしまう。
挑戦しないよりも、挑戦して失敗した方がいい。
重要なのは、失敗した後。
失敗して落ち込んだままだと、次の挑戦に向かえない。
次の挑戦へと気持ちを切り替えるためにも、一度ご褒美を用意しておく。
すると、失敗してもご褒美あるからと、次の挑戦へも向っていくことができるのかもしれない。
甘やかしかもしれないけれど、何もせず、挑戦もしない状況よりかは、はるかに良い。
男は単純ですから・・・(6巻)
最強の胸キュンワードですな。
バレンタインの日に女の子からこんなこと言われたら、男は誰だって、本気にするからな。
相手の気持ちを尊重する(7巻)
なんだかんだで多様性を大切に生きるべきなんだと思う。
世の中いろんな人がいるってことを理解できる世界にならないといけない。
「この人は、こういう考え方をする人なんだ」ってことを受け入れればいいだけの話。
それをわざわざ、「そんな考え間違ってる」ってなことを言うから、最終的には、マジョリティがマイノリティを成敗してしまう社会ができる。
相手の気持ちを尊重する。これが、一番の人権尊重。
(8巻)
人間関係を築くことほど難しいものはない。
そう言えるくらい苦手だ。
ボクは、いきなりバリケードを張ってしまうから。
近づいたら離れるを繰り返して、築いていける人になりたい・・・・・・
失敗した後が重要(9巻)
人生も同じなんだなと思った。
成功者と同じ通りに生きれば、自分も成功者になれると思い込んでいた。
だけど、違う。
失敗した後、自分なりの立ち上がり方を知って成功できるんだ。
心に痛みを感じて、人は大人になる
僕の心のヤバイやつ10巻は、この一言に尽きる。
メンタル弱い大人は、青春時代に心が痛む経験をしてこなかったんじゃないかと思っている。若い時の失敗が、大人になった時の成功へとつながる。
友人とケンカしたり、仲直りしたり、といった経験がないと、対人関係が上手くいかなかったりします。
恋愛経験がないまま大人になると、異性に対するコンプレックスで身動きできなくなってしまう。
失敗を経験して、失恋を経験して、心に痛みを感じて、人は大人になる。