行動するために、考えるのではなく、あれこれ考える前に、まず行動してみようということです。

引用『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』塚本亮

何度も聞いたような言葉ですね。
考えるよりもまず動け。

行動できない人というのは、行動しようとする前に、あーだこーだと考えてしまう。
「もしこんなことが起きたらどうしよう。」、「行動した結果、あんなことになってしまったらどうしよう。」と、行動した先の不安を恐れて、すぐにやるということができない。

すぐにやる人にも同じように不安を抱く人はいるだろうが、行動しないことには、どういった未来が待っているかは分からないものだと知っている。

だから、すぐに行動できる。
むしろ、不安を大きく抱いてしまう人のほうが、すぐやる人なのかもしれない。不安から逃れるために。

小さく行動する

行動できない人が、行動できない理由として、いきなり大それたことをやろうとしてしまいがちなんです。
まだ一歩も前に踏み出していないのにもかかわらず、遠い未来にいきなり到達できると思い込んでいる。

一度もバッターボックスに立ってもいないのに、明日いきなりプロ選手になれるわけがないでしょう。
こう言うと、みんな納得できるのに、自分のことになると急に分からなくなる人が多いように思います。

自己啓発本を読んだり、新しいテクニックを学んだりすると、その時一瞬だけ遠い未来が見えてしまうから多くの人が錯覚してしまう。
まだあなたは何もしていないのにもかかわらず、その一瞬だけ見えた未来が、もう自分の手元にあるように錯覚してしまうんです。

自己啓発本なんかは、人に思い込ませるように作られているからしょうがない。
しかし、理解している人は、自分が今なにをしなければいけないのかを分かっている。

今あなたがいる地点と、遠い未来の間には、しっかりと道ができていますか。

ブログを書くことも同じ

今日何を書こうかなと考えているよりも、ノートを広げて、ペンを持って、なにか書き始めたら、1ページ2ページと急にスラスラと書けるようになる。

考えるよりも動いてみる、を意識して生活してみる。
もちろん何も考えずに、いきなり行動することは危険を伴います。

しかし、行動してからでないと分からないことのほうが多いのが、私たちが生きている世界なんです。
小さくても一歩を踏み出してみましょう。

さいごに

先の未来を恐れてしまうのは、考えてしまっているから。
その恐怖を払拭できるのは、行動することだけなんです。

「今、考えてしまっているな。」と、自分で気づくことができたなら、「考える前に動け。」と、自分を制御してみよう。

どんなに小さなことでもいいです。
どんなに小さなことでも行動してみようとする。
これを継続できれば、自然とすぐやる人になれる。

もしかしたら、やりたいことが見つかるかもしれないし、やらなくてもいいことを知ることもできる。
頭で考えているだけでは、結局何も分からないのだから。