インターネットは本とは真逆の存在だと考えている。インターネットは深い思索を拡散してはくれない。

引用『スマホ脳』アンデシュ・ハンセン

今の若い人たちは、本を読まなくなったと言われている。
その原因は、インターネットの登場とスマホの爆発的な普及にあると思う。

本を読まなくても、スマホで検索すれば、なんでも情報を得ることができる。
しかし、得られるのは情報であって、そのほとんどは知識にはならないようなものが多い。

情報と知識は違う

知識は、何十年先も役に立つようなものを言う。
情報とは、今の社会や経済がどう動いているかを知るためのもの。

つまりは、リアルタイムでは情報を得るメリットは沢山あるが、長い目で見ると情報の価値は薄れていく。知識は、何十年も色あせることはない。

知識は読書で増やす

スマホで見ているニュースなどは、今を知るためには必要な情報が山ほど出てくる。
しかし、一生使える知識となるようなものは、ほんの一握りしかない。

では、知識はどうやって増やしていけばいいのか。
一番効率が良く、コスパもいい方法があります。それが、本を読むこと。

知識がないと情報も無意味

本とインターネットの決定的な違いは、情報と知識の量の差です。

「今」がどうなっているかを知るにはインターネットの情報に価値がある。
だけど、「今」に至る過程に何があったかは本の中にあるのだと思う。

正確に言うと、本を読んでいないと「今」を知ることすら難しい。

現代人は本を読まない。本を読まないということは、インターネット上の情報という表面的な部分だけをなぞっているだけのようなもの。

情報よりも知識

情報よりも知識を得ることを優先した方が、日常生活も仕事も上手くいきやすい。
特に仕事では、情報を優先にしがちですよね。

変化の速い社会では、情報をどれだけ追いかけても、入ってくる情報が多すぎて整理が追い付かなくなります。
整理が追い付かない理由は、読書不足。情報を整理するには、知識が必要になるからです。

「仕事ができる人は、読書量が多い。」って、聞いたことありませんか。
情報量がものすごい多い時代に、読書量が減っているというのは、ビジネスマンにとって危機的状況です。

さいごに

情報ばかりを追いかけても、無限に情報が押し寄せてきて頭がパンクしてしまいます。

いったん情報の供給源であるインターネットの利用を制限してしまってはいかがでしょうか。
荒いやり方かもしれませんが、効果は抜群です。

その分を本を読む時間にしてしまいましょう。