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「人の憂いが分かる」っていうのが、優しいということ
「ラッシュライフ」(伊坂幸太郎)の一文を紹介。
漢字の成り立ちって、ものすごく奥が深いですよね。
「人」っていう字は、人と人とが支えあってできているんだよ、って言われると本当にそういう意味で出来たようにも思うし、あとから出来たこじつけだろとも思うし。
「優しい」という漢字
人に憂いと書いて、「優しい」と読む。
優しいとは、「人の憂いが分かる」っていう意味なんだ。
憂いっていうのは、悲しみとか嘆きとかそういう意味。
他人の悲しみを理解できる人っていうのが優しいってこと。
さいごに
深いお言葉ですね。
優しいっていうと、なんだか相手に押しつけがましくなってしまうものだけど、そっと寄り添うだけの優しさが、「優しい」という漢字本来の意味するところなのだと感じました。