なぜ人は物事を先延ばししてしまうのか。
あなたが社会人であるならば、一度はしたことがあるはずです。
先延ばしをしてしまうのは、あなたが怠け者でぐうたら人間だからというわけではないらしい。
本当に怠け者でぐうたら人間ならば、先延ばししまくりだろう。が、あなたは違うと僕の勝手の判断で話を進める。
先延ばしをしてしまう原因は2つ
先延ばししたくて先延ばししている人なんていないだろう。
先延ばしをする人は、先延ばしをしない方法を知らないだけ。
マルチタスクで頭がパニック
人間はマルチタスクができない。
マルチタスクというのは、2つ以上の作業を同時進行すること。
やらないといけないことが多すぎて、どれから手を付けていいかわからずに、頭がパニックになってしまい、何にもせずに1日が終わってしまう。
結果、「明日しよ。」と先延ばしが起きてしまう。
こうならないためには、マルチタスクをやめてシングルタスクを心がける。
シングルタスクというのは、1つの作業に集中して進行すること。
やらないといけないことを一つひとつ確実に片づけていく、ということをすればいいわけです。
でも、どれから手を付けていいかわからない人もいると思います。
そういう人は一つひとつに優先順位をつけて、順番に片づけていくのがいいですね。
結果目標ではなく行動目標にする
先延ばしの原因2つ目は、目標設定を間違えている。
目標を立てるときに、たとえば
「会議用の書類を完成させる」
「今日中に本を1冊読み終える」
といった目標を立てていませんか。
こういうふうに「終わり(END)」に設定して立てる目標を「結果目標」といいます。
結果目標に対して、「始め(START)」に設定して立てる目標を「行動目標」といいます。
先延ばししないためには行動目標を立てることが大切です。たとえば、
「会議用の書類を作り始める」
「本を1冊読み始める」
といったように、目標を設定しなおしましょう。
結果目標は、終わりに目標設定しているので目標達成までが遠くなってしまう。
さらに、目標達成できずに1日が終わってしまうことも多々あると思います。
行動目標は、始めに目標を設定しているので、「書類を作り始めたら目標達成」、「本を読み始めたら目標達成」。
先延ばししようがないのでは。
さいごに
先延ばしをしてしまうと、楽をできるのは今だけだと理解することも大切です。
あとあとになって、先延ばししていたことが雪崩のように襲いかかってきます。
そして、先延ばしをしなくなると、あなたが本当にやりたいこと、やらないといけないことが見えてきます。
一日ふつかで、あなたの人生が爆発的に良くなったりすることはないです。
ただ、日々のやらないといけないことを先延ばししなくなることで、加速度的に良くなることは十分にあり得ます。
今に集中しましょう。
継続は力なりです。