Post Update :
【読書記録】禅、シンプル生活のすすめ 1日ひとつ、すぐにできる”自分の整え方”(枡野俊明)。あなたが今、本当に必要なモノを大切にしましょう
禅、シンプル生活のすすめ 1日ひとつ、すぐにできる”自分の整え方”(枡野俊明)を読んで。
生き方に迷っている人には、読んでほしい一冊。
生活するだけでも忙しい、仕事も忙しい、そんな現代人の悩みの解決法が書かれています。
まずは、手放すこと
手に入れたいなら、手放す。
両手に荷物を持っている状態では、さらに追加で持つことはできない。
心も同じ。
執着を手放すことで、穏やかに生きていける。
もっともっとと欲しているままでは、いつまでたっても状況は変わりません。
いらないものを捨てると人生変わる
人生を変えたいと思ったとき、人はだいたい自分に足りない部分を探して補おうとします。
しかし、補おうとするよりも、減らすことに意識を向けたほうが人生は変わります。
たいていの人にとって、足りないものを探す必要はなくて、逆に足りすぎていることが問題だからです。
あれもしないといけない、これもしないといけないと、大忙しの毎日を送っているのにもかかわらず、さらに、自分には何かが足りないと考えていても手に入れられなくないですか。
もうすでに両手はふさがっているのだから、新しく何かを持つことなんてできないことを理解しましょう。
部屋の掃除で人生変えてみる
人生変えたいのなら、部屋の掃除をすることです。
自宅の掃除をしたり、会社のデスクを掃除したりと、自分が一番使う場所から掃除してみることです。
捨てる覚悟を持つ
掃除をする時は、いらないと決めたものは、絶対に捨てることです。
「いつか使うかも」と考えてしまうものですが、「いつか」がいつなのか分からないのだったら「今」捨ててしまいましょう。
「いつか」が来たときに新しく買えばいいです。
たいていの場合は「いつか」は来ません。
安心して捨てていただいて大丈夫です。
手放すと「足るを知る」ことができる
部屋の掃除をすると、自分がいかにいらないものに囲まれて生活していたのかがよくわかると思います。
「足るを知る」という言葉がありますよね。
手放すということは、「足るを知る」ことができるんです。
あれも欲しい、これも欲しい、と思って買ったものだとは思いますが、実際は、物欲を満たすだけの買い物であることが多いです。
心のモヤモヤをなくす
部屋の掃除をすると、モノだけではなく、心のモヤモヤもきれいになります。
物を捨てることは、執着を捨てることでもあります。
ただあるだけで心の重荷になる
いつか読むかもしれない本を置いておいても、実は意味がありません。
意味がないどころか、むしろあなたにとっての重荷になっているんです。
ただそこに置いてあるだけの本なのに、心の中では「読まなきゃ」と、勝手に焦ってしまっている自分がいるはずです。
読み終えていなくても、掃除を機に捨ててしまいましょう。
読みたくなったら、その時また買いなおせばいいだけですから。
ずっと所有している心の疲労に比べたら、買いなおす金額なんて安いものです。
後回ししてしまうのは、心の問題
心のモヤモヤって、気づいているようで気づかないんですよね。
これは、心のモヤモヤを解決するのに、それなりに体力を使うことだと頭が判断しているからです。
気づかないふりをして、後回しにしてしまっているんですね。
良く後回しにしてしまう癖を直したいということを聞きますが、後回しにしたい理由は、心の問題だと思っています。
頭では、「今」しないといけないことを理解できているんですよね。
でも心では、今しないといけない意味を理解出てきていません。
「今しないといけない」という考えは、頭の中でモヤモヤしているというよりも、心の中がモヤモヤしているということでもあります。
頭の中のモヤモヤを消すには、「今しないといけない」ことをこなしていくしかないです。
しかし、心の中のモヤモヤは、「今これをしていていいのか」と頭で考えていることを否定しようとしてくるんです。
「今しないといけない」ことなのに、心のモヤモヤのせいで「今じゃない。後でいいか」ってことになるんですね。
こうやって、どんどん後回しにすることが増えていっているんです。
「後回し」は、絶対にやめるべき習慣
本当は、いったん頭も心も空っぽにしてしまうくらいがいいのですが、本当に空っぽにしてしまうと、仕事やプライベートにも支障が出てしまいます。
なので、頭のモヤモヤも心のモヤモヤもある程度解消させて、余裕を持てるくらいにはした方がいいです。
モヤモヤが残っていると、いつまでたっても行動ってできないものなんですね。
何かやりたいことがあっても、モヤモヤが引っかかって、やり始めることができません。
後回しをすると、モヤモヤはどんどん大きくなるだけなんです。
ひと手間かけてみる
なんでもかんでも手軽に手に入る世の中だからこそ、あえて回りくどいことしてみる。
時間をかけて汗をかいて手に入れることを経験することは、心も体もリフレッシュできる。
今に集中する
不安は誰の胸の中にもあるものです。
なぜ人は不安な気持ちになるのかというと、知り得ないことを考えているから。
「これからこんなことが起こるかもしれない」って、誰にもわからない未来のことで不安な気持ちになる。
対処法は、今に集中する。目の前のことだけに気を向ける。
今できることに本気になることしか、私たちにはできないのだから。
一つのことに集中する
一つのことに集中する。
たくさんのことをやろうとしても、結局はすべて中途半端に終わってしまいます。
なにかひとつ「これだ!」と思えるものに全集中すること。
優先順位を己の中に作って、一つのことに集中していく方が達成感や満足感は上がる。
さいごに
人生変えようとしても簡単には変えられません。
変えようとすると、新しい何かを得ようとすることから始める人が多いです。
ですが、変えたいのなら何かを得るよりも、何かを手放すことの方が重要だったりします。
今持っているものが多すぎて、自分でも把握できなくて、頭も心もパンクしてしまっているんですね。
パンクしている状態では、なにも手につきません。
まずは、思い切って頭も心も空っぽにしてしまった方がいいです。
完全に空っぽにすることは不可能でも、少し余裕を持つことを意識しましょう。
どう生きるかは人それぞれ。
生活環境も職場環境も、人それぞれ違う。
一人として同じ人生を歩む者はいません。
だけど、みんなと同じ人生を歩みたがっている人が多いように思います。
あなたが今、本当に必要なモノを大切にしていきましょう!