将来が見えてしまうと、絶望を感じる

将来が見えないことは、怖いですよね。
不安しかなくないですか。

日本の社会に明るい未来があるのならまだしも、今のところ光が差し込んできそうな感じはないですよね。

なら、「将来のことが見えたら、不安はなくなるし、怖いことなんてなくなる」ってことかと言われると、そういうことでもないです。

人間にとって一番怖いのは、将来が見えないことじゃなくて、将来が見えてしまうことなんだ。

引用『夢をかなえるゾウ2』水野敬也

将来のことが見えると、今抱え込んでる不安は消えてくれるかもしれない。
だけど、代わりに「絶望」が見えてしまうことになります。

例えば、あなたが将来、大きな病気にかかることを知ってしまったとします。
そうすると、恐怖に襲われませんか。発狂するしかないですよね。

将来が見えないから、希望を持てる

「一生、今のままの生活を送る」ってことが見えてしまうと、恐怖を感じませんか。
今、幸せな生活を送っていないとしたらなおさらですよね。

また、将来がどうなるかわからないことなんてたくさんあります。

  • 就職先が決まらない
  • 結婚相手が見つからない
  • 子供が欲しいけどできない

これらの不安は、私たちの生活を支配し、生きづらくさせてしまいます。

将来が見えてしまったら、「希望」なんて持てないですよね。
見えないからこそ「希望」が持てるのだと思います。

「どうせ俺の未来なんて、、、」みたいな感じになって、生きる気力さえなくなりそうです。
分かってしまったら、きっと「なんにもしたくねぇ」ってなります。

さいごに

将来が見えないことよりも、将来が見えてしまうことの方が、怖い。

将来が分からないと不安になります。
ただ、不安になりながらも、ワクワクやドキドキといった希望があります。

でも、将来が分かってしまったら、ただレールの上を進むだけの人生になってしまいます。
次の目的地どころか終点まで丸見えのレールの上を。