「告白」(湊かなえ)の一文。物理的な重さにもとれるし、哲学的な重さにもとれる一文ですね。大人でも子供でも、考えさせられますよね。
物理的な重さのお話
実際に手に触れることができる体と、触れることはできないが、確かにそこにある概念のようなものとの比較。
にしても、なぜかこの言葉って人を引き付ける効果がある。
哲学的な一文だからか。
大人も子供も考えさせられる
作中では、中学生の心理描写として書かれている一文なのだが、中学生の感性とは思えないし、逆に、中学生だからこその感性だともいえる。
命の重さを理解できる中学生もたくさんいるとは思うが、その重さを理解できずに過ちを犯してしまう子もいる。
大人になれば、人の死に対する考え方もある程度経験した分、若い時とは違っていると思う。でも死体の重さは別問題。
それは経験したことのある人は、そんなに多くないんじゃないかなと思う。
さいごに
なぜか考えさせられる一文ですよね。
「命は軽く、死体は重い」
死体の重さを確認する日が僕にも来るのだろうか。
![]() | 新品価格 |
