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【読書記録】護られなかった者たちへ(中山七里)。自分の人生に納得できていますか?
護られなかった者たちへ(中山七里)を読んで。
人生どん底な時に読むと、心にしみこんでくる。
他人に、国に、護られなかった人たちの生き方と心の在り方がリアルに描かれています。
お金があろうがなかろうが、立派な肩書があろうがなかろうが、生きる権利は平等にあるはず。
格差が生まれる社会
幸福度は、人生の自由度が大きく関係してくる。
貧困であるということは、人生の選択肢が少なくなる。
選択肢が少ないことが、自由から遠く離れている気がします。
資本主義社会では、資本がないものはある程度の縛りが課せられるといっても過言ではない。
【関連記事】【貧困の原因】幸せになれる人となれない人の違い
お金持ちの家で育ったものは、お金持ちになれる。
貧困層で育ったものは、貧困のまま。
逆に、お金持ちの家で育っても、貧困層になってしまう者もいるし、貧困層で育ったけど、お金持ちになった者もいる。
人生何が起きるかわからないが、出会う人の影響がものすごい大きい気がします。
お金持ちから学べる機会を得られるかどうかで、将来お金持ちになれるかどうかが決まる。
貧困層で育とうが、お金持ちに出会えさえすれば、人生変えられる。
ただ、お金持ちはお金持ちと、貧困層は貧困層と仲良くなる確率が高い。
金の話は、トラブルにつながる
私たちの生活には、必要不可欠な「お金」。
お金が絡むといいことないといいますが、仕事している以上はお金が絡まないことはないですよね。
お金の話は、したくない人は多い。
だけど、普段からお金の話をしていないから、いざというときにお金のことでトラブルが起きるんじゃないかな。
不満をため込んでいたら、いつか爆発するように。
お金のことも話さずに陰に追いやっているから、いつかトラブルが起きる。
お金も普段から、日の当たるところにおいてやることが大切。
下へ下へと、恩を返していく
恩を受けたら、返さないといけないと思うのが人間。
だけど、受けた恩と同じことを別の人にするのも恩返しになるのではと思う。
たとえば、先輩から食事奢ってもらったら、後輩ができた時に、先輩にしてもらったように後輩に奢る、とか。
上から受けた恩を、下の人たちに返す。これも、一つの恩返しになるんじゃないかなと思う。
恩を返すことで社会は良くなる
恩返しする必要があるのかないのかは、人それぞれで答えは変わると思います。
私は、恩返しをする必要がある、と考えています。
受けた恩を返すことで、社会全体が良くなっていくものだからです。
恩を返すと、相手も自分も幸せになれる
人間には、返報性の法則と呼ばれる心理が働くことは、知っていますか?
恩を受けたり、プレゼントをもらったりすると、「お返ししないといけない」という心理が働く。これが返報性の法則です。
プレゼントって、もらうときはもちろん嬉しいですけど、渡すときも嬉しくなりますよね。
恩も同じ考え方で、受ける側も嬉しくなるし、着せる側も嬉しくなるものです。
しつこいくらいに恩着せがましい人もいて、困るときもありますが…
恩を返していないと、モヤモヤする
受けた恩を「いつか返そう。返そう。」と、頭の中でモヤモヤしてるくらいならスカッと返してしまうべき。
返して損なことなんてないんですから、モヤモヤしているだけ無駄です。
別の人に返すことも、恩返しになる!?
恩を受けた相手に返すことはせずに、別の人に返すのもアリだと思う。
たとえば、先輩から食事をおごってもらったら、後日、先輩におごり返すのではなくて、自分に後輩ができたときに先輩からおごってもらった時のように後輩におごる、というようなこと。
これは、学生でも社会人でも大切な考え方だと思います。脈々と受け継がれる伝統のようなもの。
まさに「人から人へ」という考え方です。
恩も人から人へ返していくことで、社会はどんどん良くなっていくんじゃないでしょうか。
返さないからプレッシャーから解放されない
「恩を受けたら、返さないといけない」という強迫観念があると、メンタルが病む可能性があります。
しかし、「返さなくてもいい」という考え方を持つことはおススメしません。返報性の法則が働くからです。
多くの人が、「返さなくていい」と思いきれません。
「返さなくていい」という考え方は、覚えている限り永遠にモヤモヤします。
返していないから、「返さないと」っていうプレッシャーから解放されないんですね。
プレッシャーから解放される方法は、さっさと返してしまえばいいだけです。
不幸オーラを出さない
誰だって自分が一番不幸な人間だって、一度は思ったことがあるはず。
連日のように上司から怒られたら、それだけで不幸オーラが体中から出まくっている。
不幸オーラをまとっている奴と仲良くなりたいか? なりたくないだろ!
「俺は、不幸オーラを出さない!」と決めるだけで、見える景色が変わったりするものです。
殴られる痛みを知る
人を殴るなんてしてはいけないこと。
そんなことはみんな分かっているんだけど、他人を殴る人は少なくはならないし、他人を殴る人はいつまでも殴り続ける。
なぜかというと、殴られる痛みを知らないから。
だから、他人を殴ることをやめさせたいなら、殴るのがいいのかもしれない。
もしかしたら「俺はこんな痛いことをしていたのか…」みたいな展開になるかもしれないから。
さいごに
結局は、自分が納得できているかどうか、ってことだと思う。
富裕層だろうが貧困層だろうが、自分の生活に納得できていなければ、幸せにはなれない。