今の状況を見極める

「どれだけ儲かったか」を覚えているような人は、「どれだけ損したか」にも執着してしまうものです。すぎ去ったことに思いを馳せても、ほとんどの場合、いいことはないですよね。

勝っても負けても、トレードというものは、一つひとつが独立してているもの。

今回勝ったからといって、次も勝てるわけではない。
株価が、今日すごい上がったから明日は下がるだろう、というわけでもない。

上がるか下がるかの2択は、誰にもわからない。

再現性を意識するのは重要だけれど、常に今の状況を見極めようとすることが一番大切だったりします。

投資をするなら自信を持つことが必要

今日の値より明日の値が安くなるかもと思ったら、今日の値が安い(低い)と思っても売らなければいけないですし、逆もまたしかりです。「ひょっとしたら上がるかも?」と甘い期待を持っていたら、やられるだけです。3円でも5円でも上がったら売る。それが重要です。

株のトレードをやっていると常に悩まされることがあります。売買タイミングです。

買うタイミングも分からないし、売るタイミングも分からない。
「安い時に買って、高い時に売る」って言うけど、簡単ではないんですよね。

あくまでも自分の判断を信じることができるかの勝負。

投資の世界に「たられば」は通用しない

「あのとき買っていれば」「あのとき売っていれば」--投資の世界はそんなことの繰り返しです。負けたときこそ、自分で自分を奮い立たせないといけません。それが筋だと思いますね。

「たられば」言っていたら、キリがないですからね。
自分を信じ切るという精神力が試されるのが投資。

負けたトレードをいつまでも悔やんでいてもしょうがないです。
負けたトレードは次のトレードに活かす。

「ここだ!」と思ったのなら、買わないといけない。
トレードに迷っている暇などないのだから。

やりたいことやって生きる

薬を飲んで健康のために生きる生活より、何か1つでも打ち込めるものを見つけて、その打ち込めるものを追求するために時間を使ったほうが、「最後まで自分の人生を全うできた」と言えるのではないでしょうか。

長生きするに越したことはない。
だけど、長生きするために自分のやりたいことを我慢するのなら、長生きできなくていいから死ぬ直前までやりたいことをやったほうがいいのではないか。

年齢的に人生の折り返し地点すらも通過していないボクが言うのもなんですが・・・

ただ、そういう生き方をしたいという願望はあります。
年をとれば、考え方は変わってくるのだろうけど・・・

さいごに

株式投資は、生涯を通してプレイできるゲーム。

著者の藤本茂さんは、執筆時87歳だそうです。トレード界の生き字引ですね。

ボクも何とか退場することなく、生涯を通して、株式投資というゲームをプレイし続けたい、と思う今日この頃。