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【読書記録】君のクイズ(小川哲)。人生がつまらないのなら、「クイズ」を生活に加えたらいい
君のクイズ(小川哲)を読んで。
子供のころは、誰もが好奇心旺盛だった。
だけど、大人になるにつれて、好奇心は衰えていく。
子供に比べて大人の方が、たいていのことを知ってしまっているからだろう。
もしかしたら、それは錯覚なのかもしれない。
知識があると思っているのは、知識がないからだということ。
多くの大人が、井の中の蛙ということなんですかね。
大人になっても子供のような好奇心を持とう
小さい時は、世界のことも、物の名前や使い方も何も知らなかった。
毎日が常にクイズの連続。
大人になるにつれて、物の名前や使い方を知り始める。
でも、枕元には常に知らない世界に行けるように積読していた。
まだ知らないことを知ろうとする好奇心、常にクイズに挑戦しているような気持ちでいることは、すごく重要な気がする。
世界の変化に敏感になろう
世界は常に変わっている。
こうしている間にも、どんどん変化していっている。
1秒1秒、何かが生まれて、何かが壊れて、何かが死んでいく。
モノもヒトも同じ。
きっと、クイズをしている人は、この世界のことにすごく詳しいのだと思う。
世界が変わるたびにクイズの答えも変わっていく。
クイズをしていない人にも、大切なことかもしれない。
世界の変化に敏感になっておくこと。
「恥ずかしい」が成長を止める
恥ずかしい経験。
社会人なら誰だってあると思います。
大人になると、恥ずかしい経験をすることって減ってきますよね。
でも、恥ずかしいを理由にやらなくなることが原因だと思う。
「恥ずかしいからやらない」は、やってはいけないことです。
恥ずかしい経験をたくさんした方が成功者になりやすかったりします。
他人の目を気にするほど、他人はあなたに興味はないです。
恥ずかしいを捨てればいい。
笑われたって、後ろ指さされたって、いいじゃないか。
知識よりも行動することが重要
「知っていること」と「できること」は違う。
知識があるからといって、できるってことではない。
野球の知識があるからといって、プロの球を打ち返すことなんて不可能ですよね。
「地球は青かった」という言葉を知っていても、誰もガガーリンが見た「地球の青さ」を知っているわけではない。
知っているなら、行動に移してみるべし。
現実世界では、生き方で正解かどうかが分かる
クイズとは違って、この世界には答えがないことの方が多い。
進路を決めるときに、正解はあったか。
就職先を決めるときに、正解はあったか。
選択肢の中から、「正解を選んだ」と断言できるか。
実は、選択肢の中に正解があるとは限らない。
正解かどうかは、その選択肢を選んだ後、あなたがどう生きたかによって決まる。
5年後10年後、就職先にその会社を選んだことが正解だったかどうかが分かる。
あなたの生き方次第で、選択肢の中に、正解はなかったということも起こりえる。
井の中の蛙
知ることで知識は増えていく。
実際は、知ることでさらに知らないことが増えていく。
知ることで知らないということを知らされる、と言えばいいのか。
「まだまだ知らないことがあるなぁ」と謙虚にふるまう必要がある。
知った後、急に態度が大きくなる人にはならないようにしよう。
「井の中の蛙」ということわざを、きっと、その人は知らないのだ。
さいごに
クイズは、老若男女が楽しめる娯楽。
実は、ものすごい奥が深いということが、「君のクイズ」を読んでわかった。
クイズとは、人生そのものなのかもしれない。
競技者として、クイズに参加していなくても、生きていくだけで、みんなクイズをしている。
自分の生き方に、クイズ要素を組み込んでもいいかな、と思う今日この頃。