成功者の美談は鵜呑みにしない

よくこういった下積み時代が美談のように語られることもあるが、それは成功したからであって、9割近くの人間が美談にも出来ないまま消えていく。

成功者は語る

下積み時代の話が美談のように語られているのは、その人が成功者だから。

成功していなかったら、おそらくその人の下積み時代の話は僕たちは知ることもなかったと思う。

成功したから、下積み時代のお話をする機会を与えられたと考えるのが妥当。
失敗していれば、名前が世に出ることなんてなかっただろうし、誰にも興味は持たれない。

「他人の失敗なんて、回りの人間は気にしていない」って、よく聞きますよね。
「気にしていない」というか、「気づいてもらえない」ことの方が多いのでは。

成功者の話は、教材にならない

成功者の下積み時代のエピソードなんて聞かない方がいいのではないか。

モチベーションを上げることが目的なら聞いて構わない。
だけど、成功者の真似をして、「私も成功者になるんだ」と考えるのはやめたほうがいいと思う。

成功者と同じ通りにしたからといって、自分が成功できるとは限らない。

時代や環境、タイミングも関係してくるだろうから、あくまでも、美談として聞くべきであって、勉強のつもりで聞いていると、逆に縛られてしまう可能性がある。

自由でいいんだ。

成功者のやり方だけが成功者になる方法ではないんだから。
自分のやりたいように一回やってみればいい。

もしかしたら、将来、あなたの下積み時代の話を美談にして聞いてもらえるときが来るかもしれない。

夢は常に持っておく

努力すれば夢は叶うというのは残酷な話だ。客観的に見たら100%無理な夢でも、そんな甘い言葉が人を夢への執着から引き剥がしてくれない。

努力しても叶わないものは叶わない。

プロ野球選手を夢見ている少年はたくさんいるが、実際にプロ野球選手になれるのは一握り。

どんなに努力しても、イチローより努力しても、イチローを超える記録を残せるなんて保証はない。

努力に保証はない。

それでも、努力すれば夢は叶うなんて言う言葉があるせいで、人は夢を見続けてしまう。

どこかで目を覚ます必要がきっと人生の中であるはず。
その時、なにをするかできっと人生は決まるのだと思う。

努力し続けるのと同じくらいに、夢を諦めるということはつらいもの。

一つ夢を諦めたら、次の夢を見つけられるかどうか。

常に何かしらの夢を一つ持っておくことが人生において大切なことなんじゃなかろうか。

悪人は顔に出る

「見えて見えてしょうがねぇな。悪さをする奴ってのは、お前みたいに人生に不満を抱えたような目をしている奴がほとんどだからな」

人は見た目で判断される。
善人も悪人も第一印象でたいてい決まる。

善人を見分けるのはすごく難しい。
だけど、悪人を見分けるのは簡単。

悪人は、顔に出る。

自分以外のすべてが悪者に見えているから、一般の人間とは違う目になる。

地球の支配者?

人間だって自分たちが一番だと思っている。文明だの強さだの、何をもっての一番なのかそれぞれ違うだけで、生物は基本自分たちこそが一番だと思っているのかもしれない。

すべての生物の中で、人間が頂点に立っていると思っているのは、実は人間だけなのかもしれない。

地球上の支配者、なんて考えているのは人間だけで、犬や猫から見れば、支配者でも何でもないのかもしれない。

逆に、犬や猫側も、自分たちが地球上の支配者だと考えているのかもしれない。

頭の良さや文明を基準にすれば人間が一番なんだとは思う。だけど、地球上で生きていく本能的なのもので見れば、人間は底辺ではないだろうか。

頭の良さで生きやすい社会を作ってはいるけど、崩壊すれば、絶滅の一途をたどることになるだろう。

これだけ地球が人間の住みやすい環境になっているのに、そのほかの生物も普通に生きていることに気づくと驚愕する。

犬が犬の住みやすい環境を作って、そこに私たち人間が住むことを想像してみてほしい。

果たして、生きていけるだろうか。
何を食ったらいいんだ。

衣食住が確保されないと生きていけない人間に犬の社会で生きていけるわけないだろう。ってなるよね。

人生に無駄なんてないと思いたい

解決しないことは考えるだけ無駄なのよ。私はいつも通り毎日をやり過ごせばいいの。

解決しないことを考え続けている時間って確かに無駄。
だけど、解決しないからと放っておくのもダメ。

何かしらのアクションをとってから、解決できないことだと理解したうえで無視する。

自分ひとりではできないことでも、他人と協力したらできそうなら、解決策は見つかる。

何にも考えないで、今日もいつも通りの毎日をくり返して、明日も今日と同じ毎日をくり返す。

そんな人生楽しくないじゃないですか。

やり過ごすなんて考えは捨てたほうがいい。
楽なのは楽だと思う。
特に嫌なことでも、見ない振りすればいいだけの話だから。

だけど、そのやり方だと、解決しないことが増え続けてしまう。
いつか爆発する。
体力的なのか精神的なのかは人それぞれ。

毎日同じことをする中にも、毎日違うことをすることをする時間を作ればいい。

やり始めないことには、解決できるかどうかも分からないのだから。

さいごに

夢を持って生きるということ。

夢を実現するために、自己啓発系の本を読んだりしている人は多いですよね。

成功者の書いた本を読んだりもしていると思います。

だけど、本当に大切なことは、あなたが行動することです。

本を読んで、成功した気分に浸るのは簡単ですが、それって本に逃げているってことだと思うんですよね。

成功者の美談を聞くと、自分にもできそうな気になってきます。
だけど、多くの人はしないんです。

できそうな気になって、満足してしまっています。

本当は何をするべきかを、あなた自身が理解しているはずなのに、「もっと本で勉強しよう」ってなっているんです。

自分がやるべきことを「計画」していこう。と、思う今日この頃。