「人間の人生というのは、あのように大きな一枚の絵を完成させるようなものだ。それを完成させた人生を成功の人生と呼び、そして、この先どんな絵を完成させるかについて考えることを、人々は夢と呼ぶ。」

「行動の結果として手に入るものは、どんな場合であっても、小さなひとつのピースでしかないのだ。」

賢者の書 - 喜多川秦

どんな絵を完成させるかを考えることが夢で、絵を完成させることが人生なら、夢を持たなきゃ人生は始まらないということ。

夢を持って初めてあなたの人生が動き出すのです。
いつか死ぬときには、誰もがきれいな絵を描きたいと思うはず。

へのへのもへじのような簡単に描けるような絵を人生かけて描きたいとは思わないですよね。
夢中になって描ける絵を完成させたいものです。

何度も繰り返し行動する

エジソンは電球を発明したとき、一万回失敗したけど、それを失敗と呼ばなかった。うまくいかない方法を一万通り発見した。みたいなことを言ったそうですね。

一回行動を起こして得られるものは、その一回分の結果だけが得られる。
その一回で失敗なのか成功なのかっていう結果は分からないんです。
行動して、失敗しても成功しても、得られるものは絵の1ピースでしかないということ。

一回一回の小さな行動を一万回繰り返す。
一万回繰り返して、手に入れた一万個のピースによってできた絵が電球だった。

行動することに、不安や恐怖を感じる必要はないし、その先にある失敗や成功を気にする必要もない。
行動を繰り返していると、描く絵のピースが集まってくる。

恐怖は、人を行動させなくする

「失敗するかも、、、」という恐怖は、行動させなくするから厄介だ。

でも、一回の行動で得られるものが、失敗とか成功っていうものじゃなくて、たった一つのピースだけなんだって考えてみたら少しは気が楽になりませんか。
ひとつのピースだけだと失敗も成功もないし、いつしかそれらのピースが合わさって一枚の大きな絵になることもあるだろうし。

ピース集めが人生で、ピースを集めるためには行動を繰り返さないといけなくて、その行動するための原動力が夢なんだ。

夢を持つことは、恐怖に打ち勝つ第一歩。
一歩踏み出せば、ひたすらに行動を繰り返していくと恐怖はいつの間にか消えているものだ。

さいごに

夢がないと人は行動を起こさない。
「こういう絵を描きたい。」という人生の目標を持たないといけない。

「夢はないです。」という人がいる。
別に悪いことじゃないし、まだ見つかっていないだけだろうし。
だけど、何かしらのピースを集める行動はしてみてはどうでしょうか。

最終的にどんな絵が完成するかは分からない。
でも、ピースがある程度集まってくると、絵の完成形が見えてくるかもしれませんよ。

賢者の書