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【読書記録】アマテラスの暗号(伊勢谷武)。日本人の価値観って独特なんだよな
アマテラスの暗号(伊勢谷武)を読んで。
宗教的なことに興味があるわけではないのですが、タイトルが気になって読みました。
史実を語りながらも著者の考えや憶測を登場人物に投影していて、物語として楽しめたので紹介します。
日本人は昔から「物には神が宿る」という考え方を持って暮らしてきた。
八百万の神々として、あらゆるものや場所に神が存在していると考えが存在していた。
日本人の考え方
これは、おそらく海外の人たちからしたら変わり者に見られているのだと思う。
特定の宗教を信仰している日本人はほとんどいない。
逆に外国では、ほとんどの人がキリスト教やイスラム教といった何かしらの宗教を信仰している。
神道
キリスト教やイスラム教のように絶対神が存在するような考え方でも、仏教のように悟りを開くものでもない。
神道には、経典や秩序も存在しない。
「よしあし」
生命力が溢れるものは「よし」とし、憎しみなどの生命力を産み出さないものは「あし」とする考え方。
太陽、大地、山、海、森、川、といった生命力あふれる自然の絶対的な力に対して、感謝の気持ちが、それらに宿る神への振興へとなっていった。
日本人の国の作り方
キリスト教やイスラム教の信者が多い外国では、絶対的な神の存在がいて世界を支配しているという考え方が多いと思う。
生とは、愛とは、死とは、みたいな合理的に答えを出すのが難しいことも、絶対神が答えをくれるというのが宗教で海外の人の考え方。
日本人は、山や海など生命を産み出すものには神が宿り、その神々を信仰するという考え方。
神が答えをくれるというよりも、神そのものが答えみたいなもの。
少しややこしい話で、僕自身も文字にして書くことが難しいので、僕の脳みそがまとまったら詳しく書こうと思います。
日本人は、そもそもは非合理的な国民性だといわれているので、合理的な考え方の海外とは違った国づくりをした方がいいのではと思う。
今の日本は、グローバルな国づくりを意識しすぎるあまりに合理的になりすぎている。
さいごに
自分の文章力のなさを痛感しております。
どう書いたらいいんだろうと考えたんですけど、語彙力なさ過ぎました。
一度「アマテラスの暗号」を読んでみることをお勧めします。
小説としても楽しめました。